用途別の実例
自己紹介の録音を聞きやすく整える
録音し直す前に、話し始めるまでの間や最後の余白を切り、声の終わりを短くフェードアウトする例です。音声は自分が権利を持つ、または編集の許可を得たものを使ってください。
例に使う音声と完成イメージ
以下は手順と計算を再現するための架空条件です。録音ファイルや実機で確認した結果ではありません。元ファイルを「24.00秒・モノラル・48,000Hzの16-bit PCM WAV」と仮定し、冒頭の1.25秒と末尾の3.50秒を残さない例にします。表のサンプル数とバイト数は、ブラウザでdecodeした後も長さ24.00秒・48,000Hz・モノラルだった場合の計算です。
| 項目 | 設定・計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 残す範囲 | 20.50 − 1.25 | 19.25秒 |
| サンプル数 | 19.25秒 × 48,000サンプル/秒 | 924,000サンプル/チャンネル |
| WAVデータ部 | 924,000 × 2バイト(16-bit PCM、モノラル) | 1,848,000バイト |
| WAV全体 | データ部 + 44バイトのヘッダー | 1,848,044バイト |
ひび音声工房での手順
- 「音声編集ツール」を開き、説明例に合う自分の音声を読み込みます。PCM WAV以外はブラウザがdecodeできた場合に限り使えます。
- 波形と読み込み後に表示される長さ・サンプルレートを見ながら、開始に 1.25 秒、終了に 20.50 秒を入力します。終了時刻は選択範囲に含まれないため、出力時間は19.25秒です。
- フェードインを 0.20 秒、フェードアウトを 1.00 秒にします。合計1.20秒が、残す19.25秒を超えないことを確かめます。
- 「WAVを生成する」を押し、プレビューを最初と最後まで試聴します。結果に表示される長さ・チャンネル・サンプルレートを確認してから保存します。
仕上がりを確認するときの注意
- この範囲指定は一続きの区間を残す操作です。複数の離れた部分を選んで間を詰める編集や、別々のテイクのクロスフェードはできません。
- 入力できる時刻は秒単位の小数ですが、実際の切り出しはサンプル位置に換算されます。Web Audio APIのdecodeはAudioContextのサンプルレートへ変換する場合があるため、読み込み後に表示される値を出力条件として確認してください(Web Audio API仕様)。
- 音量を上げると音割れする場合があります。必要性がなければ100%のままにし、警告が表示されたときは元の音量へ戻して再生成してください。
- 実際の会話録音では、呼吸や語尾の子音を切り落とさないよう、保存前に全体を再生します。